古いものが古いまま残っていること

古いものが古いまま残っていることに対して価値を見出すかどうか。
 
古いものがありました。
「水陸庵」。
この地に詳しい方からの前評判は高い名所。
期待して行きました。
 
ホテルにたむろっているタクシーの仕切り役(紅旗の運転手)に連れて行ってもらう。
この紅旗運転手の妹が水陸庵に勤めているので入場料はただに。
 
寂れた観光地に中途半端に手を入れた、という表現がぴったりな外観。
ここで敗北感を味わう人も過去にいたかもしれない。
 
中に進む。
やる気のない職員達。
新しいんだかちょっと前なのかわからない建物や碑の類。
 
どんどん先に進む。
まずい。
 
と思いきや、一番奥の建物にはいった瞬間別世界がひろがる。
おびただしい数の像が圧倒する。
暗い館内がよりその雰囲気を強めている。



 
評判に違わぬ素晴らしさでした。
 
でもそこ以外はみんな外している。
自分に管理させて欲しい。
能力がない自分でも今の10倍は人が呼べる。
 
今日の一曲:井上陽水奥田民生 「手引きのようなもの」